鶏が続くときには続くのですが、今回はフレンチのバスク風煮込み以来しばらくぶりの鶏肉料理です。照り焼きは和食を代表する一品のひとつですが、鶏を照り焼きとして料理するのは初めてかもしれません。和食のレパートリーが少ないので、ワクワクします。とはいえ、材料をざっと見ると、しょうがや黒酢がふくまれているので、しょうが焼きや中華に近いものになるのかもしれません。タレを何回かに分けながら入れて照りを出すのがコツらしいです。やはり伝統的な照り焼きのタレはしょうゆ・酒・砂糖・みりんベースなんでしょうね。今度、スタンダードな照り焼きにも挑戦してみようと思います。ここ最近なぜか何料理にしてみてもベーシックなものになびいています。今回のレシピもごはんがすすみそうな予感です。それでは、いざクッキングです。
今日の買出しは鶏肉とさつまいものみで足りました
つけ合わせの準備です
蒸しさつまいもということで、今回はレンジを使わず、20分ほど蒸してみました。即席蒸し鍋に入れる直前、衝動的に皮をピーラーでむいてしまいました。さつまいもとは縁がうすく、混乱気味なひとときでしたが、なんとかうまく蒸せたようです。
牛乳は少量なのでスキムミルクで代用しました。油分補足のためほんの少しバターを入れました。
下味づけ
砂糖と黒酢に水を加えた照りタレ(?)を少しずつかけて焼いていくという工程がとても不思議なカンジでした。タレをかけると一瞬泡立ち、泡が消え・・というのが繰り返され、少しずつ照りが付いてくるのですが、そのプロセスがとても科学的だったのです。ある意味で、先日のフレンチのときに感じたような、きめ細かいテクニックに似たものを見たような気がします。常々から料理は科学だとは思っているのですが、今回のワザは科学的興味をそそるものでした。とはいっても、小学生が実験中に起こる現象に目を輝かせているレベルのものですが、はい。
ししとうが出回っておらず、ゆでた冷凍ほうれん草で色の代用をしました。ついでに、あまりもののしめじもネギといっしょに炒めました。
出来上がりといえば、またまた不思議に、ちゃんと鶏の照り焼きなのでした。しょうがも黒酢もどこかに潜んでいてぜんぜん立っていなく、照り焼きという存在感のみを主張する家庭的な味に仕上がりました。ウチゴハンのレシピは安心感のある温かいものが多いですね。ウチの味ではないけど、どこかの家庭でおよばれしたカンジの美味しさです。ごはんもすすみおかわりをいただきました。
さつまいものつけ合わせは、さつまいも版おかずポテトサラダといったカンジで、副菜感覚でいただけるうれしい一品です。味噌汁を付ければ、ハートフルな照り焼き定食の完成です。味噌が切れていたのが残念です。じつは、味噌が切れてからずいぶん経つんですが、なかなかいい味噌が見つからないからなんですよ。スーパーなどに出回っている自然塩使用の味噌のバリエーションが少なすぎるとは思いませんか。最近少しばかりは丸くなりこだわりが減ってはきましたが、塩と砂糖に対しては自然にこだわりたい今日このごろです。
星は2つです☆☆
ごちそうさまでした




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